ディープインパクト産駒の特徴とは?伝説の血を継ぐ5頭を紹介

競走馬として日本競馬界に強い衝撃を与えた「ディープインパクト」ですが、現在では種牡馬としても多大なる影響を与えています。2006年12月24日に現役を引退していますが、2007年から早速215頭の種付けをしています。

2019年までで「1551頭」のディープインパクト産駒が誕生していますが、競走馬として活躍する馬も大変多く、2012年から6年連続でリーディングサイアーを獲得しています。2019年は首の痛みから種付けした数が20前後なのでリーディングサイアーの連続獲得は途切れそうですが、間違いなく種牡馬としても名を残しています。

今回はそのディープインパクト産駒の特徴や誕生した産駒の中でも特に活躍した馬を5頭選びご紹介します。また同じくクラシック3冠を達成しているオルフェーブル産駒との比較もご紹介します。

ディープインパクト産駒の特徴は!?

ディープインパクトの父は種付け馬として有名な「サンデーサイレンス」です。また母は他にも優秀な競走馬を残した「ウインドインハーヘア」となっています。

そのディープインパクト産駒の特徴はあるのでしょうか?現役時代に14戦12勝でG1を7勝と凄い成績を収めましたが、子孫にどのような影響が出ているのかまとめました。

まずは芝とダートだとどっちが適性なのか。これは間違いなく「芝」適性になります。ご存知だと思いますがディープインパクトは芝適性の馬で、ダートを走った経験はありません。産駒もダートは苦手としており、走っていないわけではないのですが、勝率は低めとなっています。

また距離の適正ですがディープインパクトは現役時代2000m以上のレースにしか出場していませんが、産駒は1400m~2400mまでの距離は条件を問わずに活躍しています。雨が苦手とか得意とかもなく、活躍しています。しかし極端に短いスプリントレースや、極端に長い長距離レースは苦手としています。

次に競馬場のコース適性についてです。最初に得意なコースとその距離をご紹介します

  1. 京都・2400m:連対率32.5%
  2. 京都・1600m:連対率30.6%
  3. 京都・2200m:連対率28.5%
  4. 中京・1200m:連対率28.5%
  5. 京都・2000m:連対率26.3%

となっています。1200mでの連対率も高めですが、やはりディープインパクト同様に2400mでさらに京都競馬場が得意となってます。では今後は逆に苦手なコースを見てみましょう。

  1. 中山・2500m:連対率10.3%
  2. 中山・1200m:連対率11.1%
  3. 京都・1200m:連対率12.2%
  4. 小倉・1200m:連対率15.9%
  5. 福島・2000m:連対率16.2%

となりました。京都競馬場以外が多いですが短い1200mでは連対率も低くなっています。「若駒S」「菊花賞」「天皇賞春」「宝塚記念」と京都競馬場で4勝を挙げているディープインパクトの特徴を受け継いでいるようにも思います。また春から秋までの勝率が高く比較的温かい時の方が調子が出やすい特徴もあります。

ディープインパクトの後継

ディープインパクトが種牡馬となりすでに12年が経過しました。そうなるとすでにディープインパクトの後継種牡馬も誕生しています。中でもディープインパクト産駒のキズナの産駒が第1号となる勝ち星を取りました。ディープインパクト産駒の活躍が目立ちましたが、今度はその馬たちの産駒が活躍する時代に突入してきました。

恐らくこれからどんどんディープインパクトの後継種牡馬が誕生していくと思います。日本競馬にとても大きな影響を与えたサンデーサイレンス。そのサンデーサイレンス産駒のディープインパクト。そしてディープインパクト産駒のキズナやリアルインパクトと、時代は着実につながっていっていますね。

またディープインパクト後継種牡馬産駒にはある特徴があると言われています。それは「マイル」適性があるということです。マイルは大体ですが1400~1800mのことを言います。ディープインパクトは走らなかった距離ですが、ディープのスピードを受け継いでいるようです。

オルフェーヴルとディープインパクトの後継について

ディープインパクトは無敗でクラシック3冠を達成していますが、オルフェーブルも無敗ではないものの三冠を達成しています。

またオルフェーブルの父は「ステイゴールド」ですがその父はディープインパクトと同じく「サンデーサイレンス」となっています。オルフェーブルとディープインパクトは同じ時代には走っていませんが、オルフェーブル産駒とディープインパクト後継種牡馬産駒の対決があれば種牡馬対決としても注目を集めそうですね。

オルフェーブル産駒の馬は「ラッキーライラック」や「エポカドーロ」などがいて、早くも種牡馬としての価値が上がっています。かなりの良血統のオルフェーブルなので産駒にも期待が持てますね!ディープインパクトの後継種牡馬産駒との戦いでまた日本競馬を盛り上げて欲しいと思います。

ディープインパクトの意思を継ぐ5頭を紹介

ではここからはディープインパクト産駒の中でも印象に残っている名馬を5頭紹介していきます。まだ父ディープインパクトを超えるような馬は誕生していませんが、もしかしたら孫たちが超えてくれるかもしれませんね。

意思を継ぐものその1:ジェンティルドンナ

1頭目のディープインパクトの意思を継ぐ馬は「ジェンティルドンナ」です。牝馬ですが、ディープインパクト産駒の中で一番賞金を稼いだ馬になります。19戦で10勝しており、牝馬三冠も達成している名馬です。ジャパンCで2度の勝利や有馬記念などを含むG1を7勝しており、G1勝利数は父ディープインパクトと同じになっています。またドバイシーマも勝利しており日本を飛び出し活躍をしています。
JRA年度代表馬(2012・2014年)、JRA最優秀3歳牝馬(2012年)、JRA最優秀4歳以上牝馬(2013・2014年)と輝かしい受賞歴もあり、その時代のトップを常に牽引していました。

現在では繁殖牝馬として活躍をしていますが、デビューした馬はまだ「モアナアネラ」の1頭のみとなっています。ようやく2019年5月12日の3歳未勝利で勝利を収め現在も現役の競争馬として走っています。まだまだこれからに期待が持てる馬となっています。

意思を継ぐものその2:サトノダイヤモンド

2頭目のディープインパクトの意思を継ぐ馬は「サトノダイヤモンド」です。ディープインパクト産駒の中ではジェンティルドンナに次2番目に賞金を稼いでいる馬になります。クラシック3冠こそ逃していますが、皐月賞では3着、ダービーでは2着、菊花賞では1着と確実に爪痕は残しました。さらに有馬記念でも勝利を収めており18戦で8勝の成績となっています。2018年の有馬記念を最後に現役を引退しました。父と同じく凱旋門賞に挑戦してます。2番人気でしたが結果は15着と惨敗でした。受賞歴hJRA最優秀3歳牡馬(2016年)となっています。

引退後は種牡馬として登録されていますが、まだ種牡馬になったばかりなので子孫は生まれていません。しかし、今後のサトノダイヤモンド産駒が日本競馬で活躍してくれると信じています。現役時代では色々な意見がありましたが、子供たちが活躍することでその強さを証明してくれるでしょう。

意思を継ぐものその:ミッキーアイル

3頭目のディープインパクトの意思を継ぐ馬は「ミッキーアイル」です。ディープインパクト産駒の中では4番目に多く賞金を稼いでいます。20戦で8勝をしています。マイルを得意としており「NHKマイルカップ」や「マイルチャンピオンシップ」で勝利しその実力の高さを証明しています。またスプリンターズSや高松宮記念でも2着になるなどスプリンターとしての才能も見せつけました。

2016年の12/24の阪神Dで現役を引退しています。2017年に種牡馬となっており、2018年にはミッキーアイル産駒の馬が沢山生まれています。どれくらいが競走馬としてデビューできるか分からないですが、ミッキーアイルのようにマイルやスプリントを中心に活躍してくれると信じています。

意思を継ぐものその4:キズナ

4頭目のディープインパクトの意思を継ぐ馬は「キズナ」になります。国内外合わせて14戦しており7勝をしています。デビューから調子よく勝ち星を積み上げていき、ダービーでも勝利を収めます。しかし、菊花賞には出場せずに海外に活躍の舞台を移します。フランスのニエル賞(G2)に出場し1着。その勢いで日本馬初の凱旋門賞1着を目指します。3番人気で出場しますが結果は4着でした。世界の壁の大きさを改めて実感をすることになります。

JRA最優秀3歳牡馬(2013年)を受賞。2015年の天皇賞発を最後に現役を引退します。その後は種牡馬となり、今年2019年に多くの産駒がデビュー。すでにキズナ産駒が4勝を収めています。まだまだこれからも活躍が期待されています。

意思を継ぐものその5:ダノンプレミアム

最後のディープインパクトの意思を継ぐ馬は「ダノンプレミアム」です。ご紹介しているディープインパクトの意思を継ぐ馬の中で唯一の現役馬となっています。8戦で6勝をしており、父ディープインパクトのような活躍が期待されていました。しかし直近のレースの安田記念では2番人気となるもののまさかの16着と大敗をしています。多くの競馬ファンが驚いた結果ですが、まだまだこれから。復活してディープインパクトのような強い競馬を見せてくれると思っています。

まとめ

今回はディープインパクトの産駒について記事でご紹介しました。気になるのはやはりディープインパクトを超えるような馬が出ていないことですね。また2019年の種付けは20頭前後と少なくなっており、いつまで種牡馬として活躍できるか不安な所もあります。もしディープインパクトを超える産駒が出てこなかったとしても、後継種牡馬産駒がいつかディープインパクトが残した強い衝撃と、とんでもない記録を超えてくると信じています♪